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虚空蔵菩薩祭り

虚空蔵菩薩祭り

-虚空蔵祭り(丑寅歳 守り本尊)-

縁日 毎年1月13日 「風土記稿」によると、虚空蔵堂は足利成氏が建立し、その後火災に遭い、慶長年中(1596~1615)龍興寺第十一世観寂和尚が再建したと記されている。

現在の虚空蔵堂は昭和57年に建て替えられたものである。 古老の話によると、虚空蔵菩薩は足利持氏の伯父、龍興寺第三世曇芳和尚が奉ったもので、足利成氏の父、持氏の守り本尊であったという。

そして、虚空蔵菩薩は龍興寺第三世曇芳和尚が甥の菩提を弔うために奉った。 また、一般には十三仏の最後、三十三回忌の本尊として、丑と寅歳生まれの人の守り本尊である。

虚空蔵とは限りない宇宙の広がりの中で恵みを受けられる意。記憶をつかさどる菩薩であり空暗記・そらんじる、などの言葉は虚空蔵菩薩の空から来ている。

虚空蔵菩薩は福徳と智彗が無限に内蔵されていて、衆生の願いを叶える為に蔵から自在に取り出して救済をする。虚空は何ものにもうち破られないから無能勝であり、蔵はすべての人々に利益安楽を与える宝を収めているという意味である。

要するに、虚空蔵菩薩は、大宇宙の如く大きな功徳で、悩める全ての人々を救済する力を備えた菩薩であり、不思議な力により窮地に陥った者を救う菩薩であることから、能満諸願(厄払いその他、諸々の願を良くみたしてくださる)、身体健全、家内安全、交通安全、商売繁盛、水子供養祈祷等が特に信仰され、その昔、虚空蔵菩薩は、うなぎに乗って天から舞い降りてきたという言い伝えから、料理人からは、うなぎと縁の深い菩薩として信仰されている。

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